AI支援開発ワークベンチ

概要

claude.ai(チャット型AI)を使った個人開発の全工程を1画面で回すローカルツール。プロジェクトの文脈をAIに渡す「バンドル生成」、AIが出した修正パッチの「機械検証と直接書き戻し」、Git操作のボタン化、新規プロジェクトの自動セットアップまでを、ブラウザだけで完結させる。

AI APIは一切使わず、チャット画面へのコピー&ペーストを前提とした設計。ツール自体のトークン消費はゼロで、Claude Proの契約範囲内で運用できる。

主な機能

バンドル生成 プロジェクトフォルダを読み込み、構成マップの自動生成、ファイル選択、開発ブリーフ(引き継ぎ資料)との結合までワンクリック。概算トークンメーターで、AIに渡す前にサイズが見える。

パッチ検証 AIの出力パッチ(変更前+変更後形式)を貼ると、変更前ブロックがローカルの現物と一字一句一致するかを機械チェック。🟢一意一致/🟡複数一致/🔴不一致で表示し、全🟢になるまで適用不可。適用前後の括弧バランス比較、acornによるJS構文パースの二段構えで、壊れたパッチを書き込み前に弾く。不一致時は空白差・部分差の近似一致ヒントを提示。

直接書き戻し Python製ローカルサーバー経由でファイルを直接更新。ダウンロード→手動上書きの工程を廃止。書き込み先はMacネイティブダイアログで選んだフォルダのみ・全書き込みにルート内検証・localhost限定と、誤書き込み防止を設計の芯に据えた。

Git・コマンド実行 workへのコミット、mainへのff-onlyマージ(履歴が怪しければ自動停止・巻き戻し)、分岐解消、.gitignore点検(不足行の追記・追跡混入ファイルの検出と解除)をボタン化。プロジェクトルートでの任意コマンド実行パネルも搭載。

新規プロジェクトウィザード 名前・種別・概要を入れるだけで、ブリーフ雛形・.gitignore・README生成 → git init → 初回コミット → workブランチ作成まで自動。種別テンプレートはNext.js/バニラJS/iOS(Xcode)/Python+Flaskの4種。

技術スタック

区分採用技術
フロントエンドバニラ JavaScript + Vue 3(CDN読込・ビルド工程なし)
構文チェックacorn(JSパーサ、CDN読込)
ローカルサーバーPython 3 標準ライブラリのみ(http.server/依存パッケージゼロ)
ランチャーmacOS .command(bash、ダブルクリックでサーバー起動+ブラウザ自動オープン)
OS連携osascript(ネイティブフォルダ選択ダイアログ)
バージョン管理Git(サーバー経由でstatus/commit/ff-onlyマージ/分岐解消を実行)
対応ブラウザSafari(メイン)/Chromium系
対象プロジェクトテキスト全般(JS/TS/TSX/Swift/Python/SQL/HTML/CSS/YAML 他)
セキュリティ設計書込ルートはネイティブダイアログ選択のみ/ルート内パス検証/Origin検証/127.0.0.1限定待受
AI連携claude.ai(Claude Pro / Sonnet 4.6)へのクリップボード連携。API・キー不要

設計思想

「賢いAIの、人間的な悪癖を機械で封じる」。AIは学習元が人間である以上、古いコードを参照した修正案や出力の欠落といった人間的なミスをする。これを注意力ではなく検証機構で止める——変更前の完全一致・括弧バランス差分・構文パースという三段のゲートを通ったパッチだけがファイルに触れられる。

前身は企業SE時代に開発したコード解析ツール(SIerAssistant)。AIモデルの進化で解析工程が不要になった経験から、「解析するな、検証しろ」へ発想を転換して再設計した後継作。


開発期間:2日(+小改修)/開発環境:Mac mini + Claude Pro


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